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コラム

オーバートレーニング症候群にご注意を…

2023/06/02

オーバートレーニング症候群とは、慢性疲労症候群ともいわれる症状のこと。

トレーニングしすぎて疲労が重なり、さらには酸素の利用も下手になっている状態のことを言います。

酸素がうまく利用できないから、いくらトレーニングしてもパフォーマンスが上がらない。

それどころか、最悪の場合、慢性的な疲労感や立ちくらみ、気分の落ち込みや不眠などで、日常生活がままならなくなることもあるんです。

サッカー日本代表のメンバーでもあった高校生選手のパフォーマンスが上がらなく、所属先であったサッカークラブ依頼を受けて特殊な機器を使って検査をしてみると、酸素の使い方が下手になっていることがわかリました。

トレーニングで負荷をかけて身体を痛めつけると、筋肉は一時的に傷害され、体力も低下します。
身体は傷害された筋肉の回復に努めますが、回復の際には元より強い状態になります。
筋肉は、傷害と再生を繰り返すことで太く、強くなるのです。

この筋肉が向上するメカニズムを『超回復』と言いますが、くだんの高校生選手は、再生しきれていないままトレーニングを重ねていた。そのため筋肉が回復せず、さらには呼吸代謝的には酸素がうまく利用できないようになっていた…それがパフォーマンスの低下につながっていたのです。

ですからアスリートはもちろん、健康やダイエットのために運動をする一般人ならなおのこと、正しく運動すること。
すなわち、体力に合った運動をすることが大切なのです。

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