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コラム

《Dr.もん次朗87》競技スポーツ選手も一般の人も健康運動が基本

2026/09/21

④競技スポーツ選手も、一般の人も健康運動が基本にあります。

この全ての人に共通する部分についてお話しします。

一度の大きな刺激で身体を変えようとするのではなく、

小さな刺激 → 適応 → 回復 → また小さな刺激

を繰り返す。

それによって身体は、中心軸と持久力を保ちながら、少しずつ自己組織化していく。

これが私の「50%理論

私が長年の臨床とスポーツ現場から考える健康運動を、できるだけ簡単に表現すると、

息切れしない程度の運動を、少し長めに、楽しく続ける。

ということになります。

少し長く・歩く・ジョグする。

身体全体を意識して!。

無理に速くしない。

そして身体の反応を感じる。

その繰り返しによって、持久系の筋肉を育て、中心軸を整え、全身の連動をつくっていく。

強さより、持続。
部分より、全体。
頑張るより、続ける。
そして、最大ではなく「最適」を探す
現代のスポーツ科学では、どうしても「最大」が注目されます。

最大筋力。
最大心拍数。
VO₂max。
AT(有酸素運動の最大)
最高速度。
最大パワー。

しかし、健康を考えるとき、本当に重要なのは「最大」でしょうか。

私はそうではないと思っています。
生命は常に最大出力で生きているわけではありません(競技スポーツでも同じです)。
むしろ普段は十分な余裕を残しながら、必要なときにだけ大きな力を使います。
つまり健康とは、
最大能力を常に使うことではなく、余裕を持って安定して働けること

ではないでしょうか。

そこで「50%」という考え方に至った。

長年、CPXを見ながら運動処方を考えているうちに、私は一つの単純なイメージを持つようになりました。

最大能力(有酸素運動も含めて)のぎりぎりを狙うのではない。

低すぎて刺激にならないところでもない。

その中間あたり。

最大能力の、およそ50%前後。

もちろん、これは厳密な生理学的閾値を意味しているわけではありません。

年齢、体力、疾患、運動歴(競技スポーツなど)によって最適な強度は違います。

だから私は、この50%を一つの象徴として考えています。

頑張りすぎない。
しかし、何もしないわけでもない。

その中間です。

50%とは「中途半端」ではない

50%というと、「半分しか頑張らない」と思われるかもしれません。

しかし、私が言いたいのはそういうことではありません。

むしろ、

身体が最も自然に、無理なく、長く働き続けられる領域を探す
という意味です。

呼吸は安定している。
身体は力んでいない。
中心軸は保たれている。
全身が自然につながって動いている。

そして、長く続けることができる。

私は、この状態を健康運動の一つの理想と考えています。(競技スポーツ選手にとっては基礎)

ここでもEdge of Chaos

考えてみれば、ここにも前章で述べたEdge of Chaosと似た構造があります。

休みすぎれば、変化は起こらない。

負荷が強すぎれば、身体は大きく乱れ、回復にも時間がかかる。

その中間に、
安定を保ちながら、少しだけ揺らぐ領域
があります。(Edge of Chaos )

身体はその小さな刺激に適応し、少しずつ変わっていく。

私は、この「少しずつ」が重要だと思っています。

「楽しく、続ける」がGolden Rule。

これが、私が「50%理論」と呼んでいる考え方の原点です。

≪つづく≫

Dr.もん次朗#87(9.21)

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