《Dr.もん次朗89》生命・健康についての深堀り
2026/09/24
⑤ 少し、生命・健康について深堀りしてみましょう。
さてさて!
なぜ50%程度の刺激で身体は変わるのか?
前章では、私が長年の臨床やスポーツ現場で感じてきた健康運動の基本を、
「息切れしない程度の運動を、少し長めに、楽しく続ける」
と表現しました。
最大まで頑張る必要はない。
息切れするまで・しなくていい。
むしろ、身体が安定を保ちながら受け入れることのできる、小さな刺激を繰り返す。
では、なぜそんな小さな刺激で身体は変わっていくのでしょうか。
ここから先は、単なる運動処方の話を少し離れて、「生命とは何か」「健康とは何か」というところまで考えてみたいと思います。
身体を変えるのは「刺激」そのものではない
運動をすると、身体には小さな変化が起こります。
筋肉は疲労し、エネルギーを消費し、自律神経や代謝も変化します。
つまり、運動によって、それまで保たれていた身体の安定状態に小さな「揺らぎ」が生じます。
(#複雑性理論:Edge of Chaos )
しかし、私はここで大切なのは、運動そのものが身体を強くするわけではないということだと思っています。
刺激を受けた後に、
休む。
食べる。
眠る。
修復する。
そして、その刺激に次はもう少し上手に対応できるように身体が変化する。
この回復と適応の過程によって、身体は少しずつ変わっていきます。
小さな刺激、小さな回復、小さな成長
スポーツでは、これを「 #超回復 」という言葉で説明することがあります。
私はこの考え方を、もっと日常的な健康にも当てはめて考えています。
大きな刺激を一度与えて、大きく回復することを期待するのではありません。
むしろ、
小さな刺激
↓
小さな疲労
↓
十分な食事と休養
↓
小さな回復・適応
↓
次の小さな刺激
この循環を長く繰り返す。
身体は急には変わりません。
しかし、小さな変化を毎日積み重ねれば、数か月、数年後には大きな違いになります。
私は健康づくりでは、この「小さな超回復の連続」が非常に重要だと考えています。
≪つづく≫
Dr.もん次朗#89(9.24)








